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建築士が解説】玄関ベンチをDIY!杉無垢材と蜜蝋ワックスで作る『一生モノ』の家具」

こんにちは、建築士のDIYラボです。 今回は、玄関のちょっとした腰掛けや荷物置きに重宝する「ミニベンチ」をDIYしました

既製品にはない、無垢材ならではの温かみと、建築士として譲れない「構造的な強さ」を両立させた一台。その製作工程を、こだわりのポイントと共にレポートします

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木取り:玄関の顔を作る「杉」の表情

まずは材料選びです。杉の無垢材を使用しました。 玄関は家の顔。だからこそ、座面の木目が美しく繋がるよう、赤身と白太のバランスを考えた「木取り」にこだわりました。

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加工:構造の要「雇い実(やといざね)接ぎ」

ベンチの座面を一枚の強固な板にするため、「雇い実接ぎ」を採用しました。トリマーで側面に溝を掘り、そこに「実(さね)」を挟み込むことで、接着面積を増やし、座った時の荷重や反りに対する強度を飛躍的に高めています。

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接合と圧着:徹底的な「面」の追求

溝にボンドを塗り、実をセットしたら、大量のクランプで一気に締め上げます

接合面から溢れ出たボンドを丁寧に拭き取ることで、後のワックス仕上げを美しく保つことができます。

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構造の工夫:目立たない「裏桟(うらざん)」と固定

足の部分の取り付けには工夫を凝らしました。 デザインを損なわないよう、天板の裏側に「桟(さん)」を渡し、そこから天板に向けてビス留めをしています。表からはビスが見えないようにすることで、無垢材の美しさを最大限に引き出しつつ、ベンチとしての剛性を確保しています。

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研磨と仕上げ:未晒し蜜蝋ワックスの輝き

サンダーで表面を滑らかに整えた後、仕上げには**「未晒し蜜蝋ワックス」**を使用しました

こだわりポイント: 蜜蝋ワックスは、木材の中に浸透しながら表面に薄い膜を作るため、杉の柔らかな質感を活かしつつ、適度な撥水性を与えてくれます。塗った瞬間に木目が深まり、しっとりとした上品な艶が生まれる様子は、DIYの醍醐味です

未晒し蜜ロウワックス
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 未晒し蜜蝋ワックスは天然成分100%なので、リビングや玄関に置く家具にも安心して使えます
デメリット
  • 蜜蝋ワックスは乾燥に半日〜1日かかるため、作業時間に余裕が必要です
STEP
記事の結び:暮らしに馴染む「育てる家具」

完成したミニベンチを玄関に設置してみると、杉の柔らかな質感と蜜蝋ワックスのしっとりとした艶が、空間全体を温かい雰囲気にしてくれました

玄関に「居場所」を作るということ

このベンチは、単に靴を履くための腰掛けではありません。買い物帰りの荷物を一時的に置いたり、お気に入りの観葉植物を飾ったり。小さな家具ひとつですが、玄関という「家の顔」に新しい機能と彩りが加わりました。

無垢材だからこそ楽しめる「経年変化」

未晒し蜜蝋ワックスで仕上げた表面は、使い込むほどに深い色合いへと変化していきます。もし傷がついても、サンダーをかけてワックスを塗り直せば、それもまた味わいになります。

建築士として多くの住まいを見てきましたが、やはり「本物の素材」で作られたものは、時間の経過とともに愛着が増していくものです。

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